• 印刷する

独政府、コメルツ銀の保有株売却を計画

ドイツ政府は3日、金融大手コメルツ銀行の保有株の一部を売却する方針を明らかにした。同行は2021年に黒字化を達成し、経営が安定しているため。売却の規模や方法は明らかにしていない。

コメルツ銀は金融危機で経営が悪化し、08~09年に総額182億ユーロの公的支援を受けた。同行はこれまでに131億5,000万ユーロを返済したが、政府は現在も、金融市場安定基金(FMS)を通じて株式16.5%を保有する。政府の保有株の市場価値は約26億ユーロに上る。

財務省は今回の決定について、「コメルツ銀と欧州の金融中心地としてのドイツの強さを示すもの」と述べている。

コメルツ銀の23年12月期の純利益は22億2,400万ユーロと前期比55%増え、過去15年で最高を記録した。「バーゼル3」全面適用時の普通株等ティア1レシオ(自己資本比率)は12月末時点で14.7%と、1年前から0.6ポイント上昇している。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 金融マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

独で6千億ユーロを投資 61社が連合、28年までに(07/22)

商用車ダイムラー、中国からの生産撤退も(07/22)

メルセデス、22万台リコール=タカタ製部品(07/22)

半導体FMC、マクデブルクで工場建設計画(07/22)

化学BASF、エクイノールとガス調達契約(07/22)

サウジACWA、欧州の再生エネ輸出強化(07/22)

粗鋼生産量、上半期は12%減少=鉄鋼連盟(07/22)

住宅建設許可、5月は5.3%減少(07/22)

メルツ首相「経済は好転」 大型減税アピール=夏の記者会見(07/21)

独MAN、バレンシアで電気バス84台受注(07/21)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン