英国のデジタル銀行レボリュート(Revolut)は16日、2回目の株式売却を行ったと発表した。詳細は明らかにしていないが、今回の売却に基づいた市場評価額は450億ドルに達しており、仏ソシエテジェネラルや英バークレイズなど欧州の金融大手を追い抜いた形だ。
今回の売却では、既存株主である米ヘッジファンドのタイガー・グローバル・マネジメント、米国の投資会社D1キャピタル・パートナーズ、ベンチャーキャピタル(VC)のコーチュー・マネジメントが株式を取得した。
レボリュートのニコライ・ストロンスキー最高経営責任者(CEO)は、「銀行の再定義を進めるというビジョンを共有する投資家を新たにパートナーとして迎え入れることができた」と述べている。かねて検討している新規株式公開(IPO)には言及しなかった。
レボリュートは2015年の設立で、世界38カ国で事業を展開。顧客数は今年6月末時点で4,500万人を超える。7月には、英国の銀行免許を制限付きで取得した。同社は18年にリトアニアで欧州連合(EU)の銀行免許を取得したが、足元の英国では認可が遅れていた。
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