独ファンドブリーフ銀行協会(vdp)は12日、第2四半期(4~6月)のドイツの商業用不動産価格が、前年同期比7.4%下落したと発表した。第1四半期の9.6%のマイナスから落ち込みは緩和したが、2022年第3四半期から8四半期連続の下落となった。
一方で、前四半期比では0.4%のプラスとなり、vdpは「市場が落ち着きつつある兆候だ」との認識を示した。
ただ先行きについては楽観視していない。vdpの幹部は「商業用不動産市場の状況は依然として緊張している」と述べ、ドイツ経済の低迷と低調な不動産取引件数を見ると、さらなる下落の可能性もあると指摘している。
vdpはドイツ銀行やコメルツ銀行など約50行が加盟している。四半期ごとに700超の信用機関から集めた不動産取引データを集計し、指数を算出している。
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