ドイツの不動産市場で、ヒートポンプを設置している住宅は、設置していない住宅に比べ約43%高い価格で取引されていることが分かった。不動産ポータルサイトのイモスカウト24(ImmoScout24)が6日、調査結果を公表した。太陽光発電システムを設置している住宅も同様に、約20%高く売買されていた。
イモスカウト24は、第2四半期(4~6月)にサイトに掲載した広告を分析した。
ヒートポンプも太陽光発電システムも設置していない住宅の、1平方メートル当たりの平均価格は3,049ユーロ。一方、ヒートポンプを備えた住宅は4,348ユーロ、太陽光発電システムがある住宅は3,644ユーロだった。両方設置している住宅は4,561ユーロと、どちらも設置していない場合と比べ50%高かった。
イモスカウト24は「ヒートポンプと太陽光発電システムが資産価値を高める」と総括し、設備導入と資金調達を検討することは有意義だと結論付けた。[環境ニュース]
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