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BMW、新型電池工場を新設 世界5カ所、車両組立工場に近接

ドイツの高級車大手BMWは30日、電気自動車(EV)用の高電圧バッテリーを生産する工場を世界5カ所に新設すると発表した。車両組立工場のそばに設けることで、輸送距離とそれに伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を最小限に抑えるとともに、政治的・経済的な混乱があっても生産を継続できるようにする。

新たな拠点は、ドイツ南部バイエルン州のイルルバッハ・シュトラスキルヒェン(Irlbach-Strasskirchen)、ハンガリー東部デブレツェン(Debrecen)、米サウスカロライナ州ウッドラフ(Woodruff)、中国・瀋陽、メキシコ中部サンルイスポトシ(San Luis Potosi)の5カ所に設ける。それぞれ車両工場に隣接するか近くに生産拠点がある。

新工場では、新型EVに搭載する第6世代の高電圧バッテリーを製造する。これはエネルギー密度が高く、EVの充電時間が短縮され航続距離も伸ばせる。プロトタイプはミュンヘン近郊にある「セル生産コンピテンスセンター(CMCC)」で生産を進めている。

新型EVは、2025年にデブレツェン工場で、26年までに中国同業の華晨中国汽車(ブリリアンス・チャイナ)との合弁BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)で生産を開始する。メキシコでも27年には生産に着手する予定だ。[環境ニュース]


関連国・地域: ドイツハンガリーアジア米国中南米
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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