• 印刷する

初の住宅建設許可を取得 ジョンルイス、ロンドンで353戸

英国の小売大手ジョン・ルイス・パートナーシップは26日、同社初の住宅建設事業でロンドン南東部のブロムリー区から許可を取得したと発表した。傘下の高級スーパー、ウエイトローズの既存店舗に併設する形で、敷地内に353戸の賃貸住宅を建設する。

建設地は、ブロムリー中心地のブロムリー・サウス駅に隣接するウエイトローズ店舗の近隣。既存店舗は残したまま、10~24階建ての賃貸マンション3棟を建設する。周辺には公共緑地やカフェ、アメニティースペースを新設するほか、自転車・歩行者専用道路も整備する計画だ。

新築住宅には寝室数が1~3部屋の間取りが用意され、さまざまな世帯に対応。ブロムリー市民が優先的に入居できる。価格もロンドンの平均賃貸価格より低く設定される見込みだ。ジョン・ルイスは、マンションの管理・運営も自ら手がける。

同社は2022年、賃貸住宅市場への参入に向け、イングランドの3カ所で住宅を建設すると発表した。資産運用会社アバディーン(Abrdn)との合弁事業として、今回のブロムリーのほか、南部レディングとロンドン西部ウエスト・イーリングを合わせて、計1,000戸の賃貸用住宅を建設する計画だ。プロジェクトの総額は5億ポンド規模とされる。

小売大手の住宅市場への参入では、スーパー大手アズダも5月、ロンドン北西部で住宅1,500戸と商業施設を建設する大規模な再開発計画を発表している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 建設・不動産小売り・卸売り

その他記事

すべての文頭を開く

英、鉄道廃線跡に住宅4万戸 総工費10億ポンド=開発公社設立(07/31)

年金運用APG、豪オクトパスに6.5億ドル(07/31)

アストンマーティン、上半期は赤字縮小(07/31)

金融HSBC、上半期は27%減益(07/31)

英、9月にもパレスチナ国家承認=条件付き(07/31)

IMF、ユーロ圏経済見通し引き上げ(07/31)

ウーバー、競合のVAT納付義務巡り敗訴(07/31)

送金ワイズ、米国への上場移転を株主が承認(07/31)

ウイスキー関税やガザ問題協議 スコットランド首相、米大統領と(07/30)

トランプ米大統領、露に12日以内の停戦要求(07/30)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン