• 印刷する

ネクスペリア、独に2億ドル 次世代WBG半導体開発に投資

オランダの半導体メーカー、ネクスペリア(Nexperia)は27日、ドイツ北部ハンブルク工場の生産能力拡大に2億ドルを投資すると発表した。次世代ワイドバンドギャップ(WBG)半導体を開発するほか、シリコンダイオードとトランジスタの生産能力を増強する。

この投資により、新たな生産ラインを今後2年間で設置するとともに、既存のインフラの自動化を拡大する。またクリーンルームエリアを拡張し、研究開発(R&D)施設を新設して研究から生産へのシームレスな移行を進める。将来的にはWBG半導体の全製品を手がけるとともに、小信号ダイオードとトランジスタでは同社で最大の工場となる。

ネクスペリアは、世界の供給量の約4分の1に当たる年間1,000億個の半導体チップを製造する。欧州内で半導体を製造し、組み立てと包装を中国、インドネシア、フィリピンで行う。

ネクスペリアは、2018年に中国の半導体メーカー、聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー)の子会社となった。このため欧州各国政府が安全保障上の問題を懸念し、ドイツ政府は昨年、バッテリー効率化技術の開発向けの補助金支給で、ネクスペリアを不適格としている。今回の投資も公的支援を受けずに行われる。


関連国・地域: ドイツオランダアジア
関連業種: IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

商用車ダイムラー、5千人減 独で30年までに=生産移転も(07/10)

上半期の独EV市場、VWシェア46%に上昇(07/10)

独車の米国販売、BMW除く4社が不振(07/10)

変速機レンク、無人地上車ARXと提携(07/10)

ウニクレディト、コメルツ株保有20%に拡大(07/10)

ライン川、低水位続く=貨物船の航行に支障(07/10)

エアコン購入への関心、熱波襲来も低く=独(07/10)

商議所、東部経済へ打撃懸念 ポーランドの国境管理強化(07/09)

プラハ―コペンハーゲン直通列車、来春開始(07/09)

シーメンス、鉄道車両工場の拡張を完了(07/09)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン