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印鉄鋼タタ、7月にスト 人員削減の中止求め=40年ぶり

英国の労働組合ユナイトは21日、インドの鉄鋼大手タタ・スチールの英国従業員1,500人が同社の人員削減計画を巡り、7月8日から無期限ストライキを開始すると発表した。同国の鉄鋼労働者によるストは40年以上ぶり。

ストが予定されるのは、ウェールズ南部ポートタルボット(Port Talbot)とニューポート。ユナイトは、タタが削減計画の中止を決めるまでストを続けるとしている。

一方タタは、スト決定の発表を受けて声明を出し、「非常に失望した」と述べた。ストが操業の安全性や安定性に影響する場合、計画を前倒しすることも示唆した。

タタは製鉄所の低炭素化に向け、9月末までにポートタルボットの高炉2基を閉鎖し、電炉の建設を計画している。電炉は高炉と比較して、少ない人員で操業可能なことから、タタは約2,800人の削減を計画している。

最大野党・労働党はタタに対し、削減計画を停止し、総選挙を待って政府と協議するよう呼びかけている。同党は、選挙で勝利した場合、鉄鋼業の脱炭素化に30億ポンドを投資することを公約に掲げている他、タタとの緊急協議を優先することも約束している。[労務]


関連国・地域: 英国アジア
関連業種: 鉄鋼・金属雇用・労務

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