• 印刷する

ロイヤルメール、買収で合意 チェコ富豪が提案=50億ポンド

英国の郵便大手ロイヤル・メールの親会社インターナショナル・ディストリビューションズ・サービシズ(IDS)の取締役会は、チェコの実業家ダニエル・クレティンスキー氏率いる複合企業EPグループによる買収提案を受け入れた。取引額は負債引き受けを含め、50億ポンドに上る。BBC電子版などが29日報じた。

IDSの株式27.5%を保有するEPグループは、IDSの企業価値を35億ポンドと評価。提示額は1株当たり370ペンスとなっている。

EPグループは、500年以上の歴史を持つロイヤル・メールに「最大限の敬意を払う」としており、ファーストクラスの郵便物については週6日の配達を続けると約束。従業員の権利および「ロイヤル・メール」ブランドを保護し、本社を英国内に維持する取り決めとなっている。

取引は規制当局などの承認を経て完了する。英国のハント財務相はこの案件について「通常の審査対象となる」としており、「基本的には反対するつもりはない」とコメント。一方、政界の一部からは懸念の声が上がっている。7月の総選挙で政権奪取が有力視されている最大野党・労働党は、取引を精査する意向を示している。


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸サービス

その他記事

すべての文頭を開く

英、対米交渉妥結に意欲 19日のEU首脳会議までに(05/02)

金融HSBC、タッカー会長が年内退任へ(05/02)

【欧州航空・鉄道論】ユーロスター独占に風穴あけるか 鉄道大国イタリアから来た挑戦者(05/02)

スマート蓄電アイウェル、2700万ユーロ調達(05/02)

ネーションワイド住宅価格、8カ月ぶり低下(05/02)

ロイズ銀、第1四半期は7%減益(05/02)

国際決済新興ナブロ、4100万ドル調達(05/02)

英軍、イエメン空爆=米と共同(05/02)

高級車アストン、赤字縮小 米国への出荷数制限=関税対策で(05/01)

金融バークレイズ、第1四半期は20%増益(05/01)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン