英国の格安航空大手イージージェットは16日、上半期(2023年10月~24年3月)の税引き前損失が3億5,000万ポンドとなり、前年同期の4億1,100万ポンドから赤字が縮小したと発表した。新たに運航を開始したスペイン南東部アリカンテ路線と英イングランド中部バーミンガム路線が好調だった。
売上高は32億6,800万ポンドと22%拡大。1座席当たりの収入は恒常為替レートベースで69.67ポンドと5%増えた。1座席当たりのコスト(燃料費除く)は1%減少している。乗客数は11%増の3,670万人で、搭乗率は86.7%と0.8ポイント低下した。
イージージェットは搭乗率について、夏期休暇シーズンである第4四半期(7~9月)にわずかに拡大すると予測。下半期の輸送能力は前年同期比約8%増の約5,900万席を見込む。
■ラングレンCEO辞任へ
イージージェットはヨハン・ラングレン最高経営責任者(CEO)が25年初めに辞任すると明らかにした。後任はケントン・ジャービス最高財務責任者(CFO)が務める。[労務]
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。