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ヒースロー空港で従業員スト 5月7~13日まで、800人参加

英国の労働組合ユナイトは23日、ロンドン・ヒースロー空港の従業員約800人が、5月7~13日にストライキを実施すると発表した。同空港を運営するヒースロー・エアポートは複数の事業を外部委託する計画を進めており、これに抗議する目的。期間中は大規模な混乱が予想される。

ストは、7日午前0時1分~13日午後11時59分(現地時間)に行われる予定。

ヒースロー・エアポートは6月から、乗り継ぎをサポートする旅客サービス部門とトロリー業務、敷地内の警備員などを外部委託に切り替える計画を掲げている。これにより4,000万ポンドのコストを削減できるとしているが、ユナイト側は、同社は既に莫大な利益を得ており、従業員の待遇変更は容認できないとしている。

BBC電子版によると、ヒースロー・エアポートの広報担当者は「計画は業務再編により顧客サービス向上を図るもので、従業員を解雇するわけではない」と強調している。スト中止に向けて協議を進めるが、強行された場合でも円滑な空港運営が維持できると主張している。

ユナイトは先に、ヒースロー空港の給油作業員50人が5月4日から72時間のストを実施すると発表。4月29日~5月2日には公務員労組PCSに所属する入国審査官300人以上が実力行使に踏み切る予定で、同空港は今後数週間にわたり大きな混乱が予想される。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸雇用・労務

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