英国の公務員労組PCSは16日、ロンドン・ヒースロー空港の入国審査官が29日~5月2日にストライキを実施すると発表した。29日から新たな勤務体制が導入されるが、これに伴い約250人が失職する見通しで、この措置の撤回を求めて300人以上が実力行使に踏み切る。
スカイニュースによると、すべてのターミナルが影響を受ける。内務省は今回の決定に「失望している」としたが、解決策を探るための協議には応じる姿勢を示した。
PCSは、今回導入される勤務体制では障害を持つ職員や家族に要介護者のいる職員が特に影響を受けるとして、強く反発。「内務省は経験豊富な職員を維持するために最大限の努力をすべき」とした上で、29日からの実施は「不可能」と述べている。
なお、ヒースロー空港の入国審査官は11~14日にもストを行う予定だったが、これは中止された。[労務]
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