欧州議会は10日、欧州連合(EU)域内で新たに販売される大型車両を対象にした二酸化炭素(CO2)排出削減法案を可決した。2040年までに19年比で90%削減する内容。ディーゼルエンジンを搭載したトラックやバスを減らし、電動や水素燃料電池(FC)といったゼロエミッション車(ZEV)への置き換えを促す。EU理事会の正式承認を経て発効する。
対象は大型トラックやバスのほか、ごみ収集車、ダンプカー、ミキサー車など。排出量削減は3段階の目標を設定している。19年比で、30~34年に45%、35~39年に65%それぞれ減らし、最終的に40年に90%削減を達成する。
都市のバスにはさらに厳しい目標を設定しており、新たに導入する車両を35年までに全てZEVとする。目標達成に向け、30年までに排出量を90%削減する内容だ。[EU規制][環境ニュース]
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