英国の鉄道16社の運転士が5日、ストライキを開始した。5、6、8日に波状ストを行うほか、6日間にわたり時間外勤務を拒否する。期間中は一部地域で運休・遅延が予想されるため、利用者に運行状況を事前に確認するよう呼びかけている。なお、ロンドン地下鉄(LU)の運転士は、8日と5月4日にストを実施する予定だったが、中止すると発表した。
鉄道運転士労働組合(ASLEF)が発表したストの日程は、以下のとおり。5日、アバンティ(Avanti)・ウエスト・コースト、イーストミッドランズ鉄道、クロスカントリー◇6日、チルターン・レールウェイズ、グレートウエスタン鉄道(GWR)、ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)、ノーザン・トレインズ、トランスペナイン・エクスプレス(TPE)◇8日、c2c、グレーター・アングリア、GTRグレート・ノーザン・テムズリンク、サウスイースタン鉄道、サザン/ガトウィック・エクスプレス、サウスウエスタン鉄道(SWR)本線と車両基地、SWRアイランド線。
なお、4~6日と8~9日は時間外勤務を行わない。
ASLEFは昨年7月から断続的にストを続けている。政府と雇用主側は昨年4月、運転士の平均賃金を6万ポンドから6万5,000ポンドに引き上げる案を提示したが、同労組はこれを拒否している。[労務]
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