英中銀イングランド銀行は5~6日に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利を過去最低の0.5%に据え置くと発表した。据え置きはこれで42カ月連続。金融資産購入による量的緩和策については、7月に規模を500億ポンド拡大したが、今回2カ月連続で3,750億ポンドに据え置いた。
今回の資産購入プログラムは11月に終了する。アナリストの間では、中銀がその時点で金融緩和策の効果や景気動向を見極めた上で、新たに買取を開始するかどうかを判断すると見る向きも多い。また、欧州中央銀行(ECB)がこの日に国債購入の枠組みを明らかにするとの期待も、様子見の態度を促した可能性がある。
BBC電子版によると、英産業連盟(CBI)のアンナ・リーチ首席経済アナリストは、「今後、経済がわずかに悪化しただけでも、資産購入プログラムは延長されるだろう」と述べている。
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