破産を申請していたドイツの大手百貨店ガレリア・カールシュタット・カウフホーフ(Galeria Karstadt Kaufhof)について、西部ノルトライン・ウェストファーレン州のエッセン区裁判所は破産手続きの開始を決定した。手続きは1日に始まった。ガレリアの破産は過去4年間で3度目。
ガレリアはオーストリアの不動産大手シグナ(Signa)・ホールディングの傘下企業。シグナは2023年11月に経営破綻し、そのあおりを受けガレリアも今年1月に破産を申請した。同社はシグナに代わる新たなオーナーを探しており、2社と交渉を進めている。破産管財人は92店舗のうち、少なくとも60店舗の維持を目指している。
ガレリアは20年と22年にも破産している。当時の再建プロセスで債権者らは、数十億ユーロの回収を断念した。連邦政府は救済のため総額6億8,000万ユーロを拠出した。
※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。