フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカー、アウディは10日、8月の世界販売台数が10万8,100台となり、前年同月比14.9%増加したと発表した。主要市場の中国と米国で需要が大きく伸び、8月として過去最高を記録した。
地域別では、中国(香港含む)が24%増の3万4,800台と力強く伸びたほか、米国は13%増の1万1,527台。また、新興市場の伸びも著しく、ロシアが47.9%、インドが42.4%それぞれ伸びた。
欧州は全体で8%増加、イタリアが減少したものの、ドイツと英国、スペイン、フランスがいずれも前年を上回っている。
1~8月の累計販売台数は、世界全体で前年同期比12.7%増の96万1,000台に達した。
9月1日付で販売マーケティング担当取締役に就任したルカ・デメオ氏は、欧州の市場環境は厳しい状況にあるものの、新型「A3」や間もなく発売される「Q5」の新モデルが販売増に貢献するとの見方を示している。
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