シリコンウエハーを手がけるドイツのシルトロニック(Siltronic)は22日、南部バイエルン州のブルクハウゼン(Burghausen)工場における小径ウエハーの製造を、2025年中に終了すると発表した。ウエハーの大口径化を背景に販売量が落ち込み、業績の重しとなっていることが理由。製造に従事する約400人を削減する。
対象は直径150ミリメートル以下のポリッシュトウエハーとエピタキシャルウエハーで、生産終了へ向け、段階的に製造部門の規模を縮小していく。
シルトロニックの連結売上高に占める、小径ウエハーの割合は1桁台にまで落ち込んでいた。「市場の構造変化により、小径ウエハーの回復は見込めず、生産を継続しても収益貢献は大幅なマイナスになる」と説明している。[労務]
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