• 印刷する

造船子会社の株式売却へ ティッセン、米投資カーライルに

ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手ティッセンクルップは19日、米国の投資会社カーライル・グループと共に、造船子会社ティッセンクルップ・マリン・システムズ(TKMS)のデューデリジェンス(資産の適正評価)を行うと発表した。カーライルにTKMSの株式を売却する可能性があるとしている。

ティッセンはTKMSを切り離す計画で、既に監査役会の承認を得ている。同社は今回、カーライルとの協議が進んでいるため事業評価を行うと説明。ただ、並行してドイツ政府との協議や新規株式公開(IPO)を含むその他の選択肢の検討も続ける方針を示した。

ロイター通信によると、TKMSの評価額は12億~16億ユーロで、ティッセンは株式25%前後の放出を計画しているとされる。

TKMSは世界有数の潜水艦メーカー。従業員数は約7,800人に上り、うち約3,100人はドイツ北部キール(Kiel)の造船所で働く。ロシアのウクライナ侵攻を受けた軍需拡大で業績は伸びており、ティッセンはこれを機に同事業を切り離すことで、本業の鉄鋼分野に集中したい考えだ。


関連国・地域: ドイツ米国
関連業種: その他製造金融運輸政治

その他記事

すべての文頭を開く

独北部にバッテリーセル工場 VW傘下パワーコーが生産開始(12/18)

石油化学プラントに政府支援 イネオス、500人の雇用維持(12/18)

スロベニア鉄道、車両購入契約=1億ユーロ(12/18)

テスラ、独でバッテリーの一貫生産を計画(12/18)

クオンタム、自動運転フェアンライドを買収(12/18)

防衛KNDS、26年に独仏で二重上場へ(12/18)

薬剤師による接種拡大へ=法案を閣議決定(12/18)

製造業の受注残、10月は0.6%増加(12/18)

Ifo企業景況感、12月は悪化(12/18)

独自動車各社、収益性悪化 09年以降で利益最低=第3四半期(12/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン