米国の電気自動車(EV)大手テスラは5日、ベルリン近郊グリューンハイデ(Gruenheide)工場が停電し、生産が停止したと発表した。工場拡張に反対する環境活動家が付近の送電塔に放火したとみられる。炎は工場には達しなかったものの、従業員は避難した。
テスラは同日午前8時(現地時間)時点で、「すぐには生産は再開しない見通し」としている。
消防によると、送電塔の横には環境活動家のものと思われるテントがあり、「爆弾がここに埋まっている」との書き置きが残されていた。爆発物処理班が出動する事態となったが、安全が確認された。
地元警察によると、火災の前に、テスラ工場近くのゴセン・ノイ・ツィッタウ地区の送電塔を燃やすとの予告電話があったという。その後グリューンハイデ南部で停電が発生した。
警察は出火原因について、放火の疑いも含めて調査を進めている。[環境ニュース]
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