• 印刷する

ルートンで電動バン生産 ステランティス、25年から

欧米自動車大手ステランティスは22日、英国イングランド南東部ルートン(Luton)の工場で、2025年から中型電動バンの生産を開始すると発表した。1,000万ポンドを投じて既存のディーゼル車生産ラインをアップグレードし、5モデルを生産する。英政府はこの動きを「英国経済への自信の表れ」として歓迎。一方、ステランティスは当面の生産台数は「限定的」なもので、生産拡大の行方は英政府との支援交渉次第としている。

ルートン工場で5モデルを生産する(ステランティス提供)

ルートン工場で5モデルを生産する(ステランティス提供)

ルートン工場で生産するのは、傘下の英ボクソールと独オペルの「ビバーロ(Vivaro)・エレクトリック」、仏プジョー「E―エキスパート」、仏シトロエン「e―ディスパッチ」、伊フィアット「E―スクード」。いずれも英国向けの右ハンドル車両と、輸出用の左ハンドル車両の両タイプを生産する。これらモデルの内燃エンジン(ICE)車の生産も続ける。

英政府は今回の動きを、「自動車産業に対するわれわれの政策がうまく行っていることを示すもの」としている。

ステランティスは、「今回の決定はルートン工場に対する自信の表れではあるが、電動化の未来に向けた再開発に着手するには、英政府が、電動車両への需要喚起に加え、英国に投資するメーカーへの支援を提供する必要がある」としている。


関連国・地域: 英国
関連業種: 自動車・二輪車電機

その他記事

すべての文頭を開く

石油化学プラントに政府支援 イネオス、500人の雇用維持(12/18)

英モンゾ、アイルランドで銀行免許取得(12/18)

アサヒ、ディアジオの東アフリカ事業買収(12/18)

欧州委、国境炭素税の対象製品拡大を提案(12/18)

英政府、暗号資産規制を27年10月から施行(12/18)

レボリュート、携帯電話事業に参入(12/18)

インフレ率、11月は3.2%に減速(12/18)

生産者物価、11月は3.4%上昇(12/18)

英、韓国と新貿易協定で合意 関税分類品目の98%が無関税に(12/17)

米、英とのテクノロジー協定を一時停止(12/17)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン