英国の鉄道運転士労働組合(ASLEF)は14日、鉄道5社の組合員による投票の結果、賃上げ要求ストライキをさらに6カ月延長することが決まったと発表した。加えて、ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)とノーザン・トレインズの組合員が3月1日に新たなストを実施することも明らかにした。
投票を行ったのは、チルターン・レールウェイズ、c2c、イーストミッドランズ鉄道、ノーザン・トレインズ、トランスペナイン・エクスプレス(TPE)の5社の組合員。いずれも90%超がスト継続を支持し、投票率は70%超に達した。
同労組は昨年7月から断続的にストを続けている。政府と雇用主側は昨年4月、運転士の平均賃金を6万ポンドから6万5,000ポンドに引き上げる案を提示したが、同労組はこれを拒否している。
ASLEFのミック・ウェラン事務局長は今回、「賃金は2019年以降、上がっていない」と指摘。「組合員は今回の投票結果により、ばかげた提案をはっきりと拒否する姿勢を示した」としている。
一方、LNERとノーザン・トレインズの運転士は3月1日に新たなストを実施する。また、2月29日~3月2日は、時間外労働を拒否する方針だ。[労務]
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