ドイツの主要空港で働く保安警備職員ら約2万5,000人が、きょう1日に終日ストライキを行う。同国の統一サービス産業労組ヴェルディ(Verdi)が賃上げ交渉の打開を目指し呼びかけたもので、遅延や欠航など大規模な混乱が予想される。
ロイター通信によると、影響を受けるのは国内最大のフランクフルト空港のほか、ハンブルク空港、ブレーメン空港、ハノーバー空港、ベルリン空港、ケルン空港、デュッセルドルフ空港、ライプチヒ空港、ドレスデン空港、エアフルト空港、シュツットガルト空港など。貨物便と旅客便、両方に影響する見込みだ。
ヴェルディは、時給2.8ユーロの賃上げと残業手当の増額を求めて交渉している。雇用主側は今年に4%、さらに来年には3%賃上げを提案しているが、ヴェルディはこれに対し「全く不十分だ」と拒否している。次回交渉は、2月6~7日に行われる。
ヴェルディは、昨年3月にも国内空港の保安警備職員にストを呼びかけ、この際は全土で交通網が大きく混乱に陥った。[労務]
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