• 印刷する

ランクセス、IBUテックと提携=電池開発

ドイツの化学大手ランクセスは23日、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の開発で、欧州で唯一のLFP正極材メーカーIBUテック(ドイツ)と提携したと発表した。正極材の製造に用いる新たな酸化鉄を共同で作り出し、電池性能の向上と欧州でのバリューチェーン構築を目指す。

LFPはニッケル系(NCA:ニッケル・コバルト・アルミ)・三元系(NCM:ニッケル・コバルト・マンガン)の電池と比較して、エネルギー密度が低いとされる。一方、発火リスクの低さやコストメリットから中国の電気自動車(EV)メーカーなどが多く利用している。

両社はエネルギー密度や充電速度の向上、充電サイクルの最適化などに向け共同で研究に取り組む。IBUテックはドイツ中西部チューリンゲン州ワイマールに拠点を構え、LFP正極材の製造では100年以上の歴史がある。

欧州でのLFP電池のバリューチェーン構築を目指す(ランクセス提供)

欧州でのLFP電池のバリューチェーン構築を目指す(ランクセス提供)


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車その他製造

その他記事

すべての文頭を開く

経済刺激策、7月上旬までに 初の与党協議、60項目で合意(05/30)

RIC、独シーメンスと再生エネ推進で協業(05/30)

独、ウクライナの長距離兵器生産を支援(05/30)

ラインメタル、ノキアと独軍の通信網開発へ(05/30)

欧州北部の主要港、船舶が遅延=関税影響か(05/30)

自動車大手3社、関税緩和へ米と協議(05/30)

電力RWE、仮想蓄電池サービス開始(05/30)

がん治療薬開発のITM、2.6億ドル調達(05/30)

独NRW州首相、五輪招致へ構想提示(05/30)

テレコム、AIデータセンター建設へ協議(05/29)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン