• 印刷する

ランクセス、IBUテックと提携=電池開発

ドイツの化学大手ランクセスは23日、リン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の開発で、欧州で唯一のLFP正極材メーカーIBUテック(ドイツ)と提携したと発表した。正極材の製造に用いる新たな酸化鉄を共同で作り出し、電池性能の向上と欧州でのバリューチェーン構築を目指す。

LFPはニッケル系(NCA:ニッケル・コバルト・アルミ)・三元系(NCM:ニッケル・コバルト・マンガン)の電池と比較して、エネルギー密度が低いとされる。一方、発火リスクの低さやコストメリットから中国の電気自動車(EV)メーカーなどが多く利用している。

両社はエネルギー密度や充電速度の向上、充電サイクルの最適化などに向け共同で研究に取り組む。IBUテックはドイツ中西部チューリンゲン州ワイマールに拠点を構え、LFP正極材の製造では100年以上の歴史がある。

欧州でのLFP電池のバリューチェーン構築を目指す(ランクセス提供)

欧州でのLFP電池のバリューチェーン構築を目指す(ランクセス提供)


関連国・地域: ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車その他製造

その他記事

すべての文頭を開く

独社の3割、対米投資を延期 中止は15%=関税の影響浮き彫り(07/25)

ケータリングのフェルマート、英同業が買収(07/25)

独仏首脳が会談、対米貿易交渉の立場確認(07/25)

オランダ、平均就業年数がEU最長(07/25)

独政府、連邦軍の調達迅速化法案を閣議決定(07/25)

オサピエンス、英国に3500万ユーロ投資(07/25)

ドイツ銀、第2四半期は黒字転換(07/25)

自動車塗装機器デュル、500人削減を計画(07/25)

ソフトSAP、人員削減を継続=CEO(07/25)

GfK消費者信頼感、8月も悪化(07/25)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン