英国の鉄道運転士労働組合(ASLEF)は22日、ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)の運転士が2月5~9日に計画していた追加ストライキを撤回した。2月2日のストは予定通り決行する構えだ。
ASLEFは18日にLNERの追加ストを発表。その際、ASLEFのミック・ウェラン事務局長は、「22年12月以降に運輸相から、23年4月以降鉄道会社側から連絡がない」とし、「彼らは交渉の席に着き、問題を解決するためわれわれと協力する時だ」と強調していた。
ただ、英国で昨年に施行した新法では、鉄道会社がスト期間中に通常の4割の運行を維持することを定めている。BBC電子版によると、LNERはこうした最低限のサービスを維持する意向がないため、追加ストを撤回したという。
ASLEFに所属する鉄道会社16社の運転士は、1月30日~2月5日に断続的なストを計画している。2022年から続く賃上げ交渉に進展が見られないため。LNERの運転士による2月2日のストは、この一環となる。[労務]
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