ドイツの統一サービス産業労組ヴェルディ(Ver.di)は21日、ドイツ金融最大手のドイツ銀行と賃上げを求める団体交渉を開始したと発表した。リテール部門ポストバンクの従業員およそ1万2,000人を代表し、15.5%の賃上げを要求している。
ヴェルディの銀行業界担当責任者は、「ポストバンクの従業員の所得は、業界の中では最高水準とは言えず、インフレの影響が深刻だ」と説明。給与水準を引き上げることで、過去2年にわたる実質減収の現状を打開すると述べた。
ポストバンクを巡っては、ドイツ銀によるポストバンクの顧客データ統合でトラブルが相次いでいる。ドイツ銀はポストバンクの支店の半数近くを2026年半ばまでに閉鎖することを計画している。[労務]
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