英国の決済会社サムアップ(SumUp)は11日、最新の資金調達ラウンドで2億8,500万ユーロを調達したと発表した。これに基づいた評価額は80億ユーロと、昨年6月の資金調達時の水準を維持している。
今回の資金調達、米投資会社シックス・ストリート・グロースが主導。米投資会社ベイン・キャピタル傘下のベイン・キャピタル・テック・オポチュニティーズと、米投資会社フィン・キャピタル、リクイディティ・グループが参加した。
サムアップはこの資金でグローバルな事業展開を進め、顧客である中小の加盟店向けの金融商品やサービスを拡充する方針。同社はカード決済やオンライン決済サービスも提供しており、顧客は400万件を超える。最近はオーストラリアでもサービスを開始するなど、計36カ国で事業を展開する。また、昨年第4四半期(10~12月)以降はEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)ベースで黒字が続いており、前年同期比で30%を超える増収を達成している。
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