欧州議会(定数705)は21日、欧州連合(EU)域内で販売される大型車両の二酸化炭素(CO2)排出量を巡る規制改正案を445対152の賛成多数で承認した。欧州委員会は排出量を2040年に19年比で90%削減することを提案しており、これが支持された。
議会は今回、CO2排出量を30~34年に19年比で45%、35~39年に同65%それぞれ減らす中間目標も受け入れた。また、対象となる車両にゴミ収集車やダンプカーなども含めることを求めている。
一方、都市部のバスを巡る規制については、30年からは新たに導入する車両を全てゼロエミッション車(ZEV)にすることを決めた。ただ、バイオメタンを燃料とするバスについては、厳格な条件下で35年までは規制の適用を免除することを提案している。
今回の改正案は欧州委員会が今年2月に提案したもの。欧州議会は今後、EU理事会と最終案に向けた交渉を進める。[環境ニュース][EU規制]
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