• 印刷する

ステランティス、中国社と欧州に電池工場

欧米自動車大手ステランティスは21日、欧州に電気自動車(EV)用バッテリー工場を建設する方向で、中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と覚書を交わしたと発表した。低価格帯のEV向けにリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を生産する計画で、折半出資の合弁会社の設立も検討する。

両社は今回、バッテリーのバリューチェーンを強化するために長期的に提携することで合意。新工場の規模や建設地は未定だが、実現すれば、ステランティスにとって欧州で4カ所目のバッテリー拠点となる。

LFP電池はリチウムイオン電池(LIB)の1種で、正極材にリチウムと鉄、リンを使用する。エネルギー密度が低いため航続距離は短いが、EVバッテリーで主流のニッケル系のLIBと比べて価格が安い。また、技術の進歩により性能は向上しているという。

ステランティスは、EVでも手頃な価格が求められていると説明。欧州には現在はLFPの生産施設はないが、今後5~10年で非常に重要な技術になると述べている。[環境ニュース]


関連国・地域: EUアジア
関連業種: 自動車・二輪車電機その他製造マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

ステランティス、上半期は48%減益(07/26)

EU、ウクライナの電力インフラ復興を支援(07/26)

シーメンスエナジー、大型水素電解槽を受注(07/26)

EUのタイヤ安全規制改正、豪政府も検討(07/26)

台湾・漢翔、欧州の発動機製造大手と契約(07/26)

英独、共同防衛宣言に署名(07/26)

【ウイークリー統計】第169回 欧州議会選挙、投票率がわずかに上昇(07/25)

ユーロ圏PMI、7月は低下=速報値(07/25)

韓国LG、低価格EV電池生産へ=欧州向け(07/25)

EU外相会合、ハンガリーで開催せず(07/24)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン