• 印刷する

ステランティス、中国社と欧州に電池工場

欧米自動車大手ステランティスは21日、欧州に電気自動車(EV)用バッテリー工場を建設する方向で、中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と覚書を交わしたと発表した。低価格帯のEV向けにリン酸鉄リチウムイオン(LFP)電池を生産する計画で、折半出資の合弁会社の設立も検討する。

両社は今回、バッテリーのバリューチェーンを強化するために長期的に提携することで合意。新工場の規模や建設地は未定だが、実現すれば、ステランティスにとって欧州で4カ所目のバッテリー拠点となる。

LFP電池はリチウムイオン電池(LIB)の1種で、正極材にリチウムと鉄、リンを使用する。エネルギー密度が低いため航続距離は短いが、EVバッテリーで主流のニッケル系のLIBと比べて価格が安い。また、技術の進歩により性能は向上しているという。

ステランティスは、EVでも手頃な価格が求められていると説明。欧州には現在はLFPの生産施設はないが、今後5~10年で非常に重要な技術になると述べている。[環境ニュース]


関連国・地域: EUアジア
関連業種: 自動車・二輪車電機その他製造マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

伊政府、EU域外からの小包に特別税導入も(12/15)

ウクライナ和平案、27年までのEU加盟明記(12/15)

<独自>洋上風力、26年の展望は 自然エネ財団政策局長に聞く(12/15)

露中銀、ユーロクリアを提訴=凍結資産巡り(12/15)

欧州委、半導体2工場への独国家補助を承認(12/15)

【今週の主な予定】12月15~19日(12/15)

EU、35年のICE車販売禁止計画を撤回か(12/15)

EU、欧州製小型EVへの優遇制度を検討(12/15)

EU、外国投資規制の強化で暫定合意(12/15)

ユーログループ、新議長にギリシャ財務相(12/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン