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鉄道16社運転士、12月にスト 大半の路線運休=大混乱の見込み

英国の鉄道運転士労働組合(ASLEF)は16日、所属する鉄道会社16社の運転士が12月2~8日にストライキを実施すると発表した。昨年から続く賃上げ交渉に進展が見られないため、再び強硬策に出る。各社の運転士は期間中に順次ストを実施するほか、同月1~9日に時間外労働を拒否する。スト中は大半の路線で運休が予想され、大きな混乱が見込まれる。BBC電子版などが伝えた。

今回の計画では、◇12月2日はイーストミッドランズ鉄道、ロンドン・ノース・イースタン・レールウェイ(LNER)◇3日はアバンティ(Avanti)・ウエスト・コースト、チルターン・レールウェイズ、GTRグレート・ノーザン・テムズリンク、ウエストミッドランズ・トレインズ(WMT)◇5日はc2c、グレーター・アングリア、◇6日はサウスイースタン鉄道、ガトウィック・エクスプレスを含むサザン・トレインズ、サウスウエスタン鉄道(SWR)、ワイト島のアイランド線◇7日はクロスカントリー、グレートウエスタン鉄道(GWR)◇8日はノーザン・トレインズ、トランスペナイン・エクスプレス(TPE)の運転士がそれぞれストに踏み切る。

ASLEFは今回、鉄道運行会社を代表する業界団体レール・デリバリー・グループ(RDG)からの賃上げ提案は「ばかばかしい」として改めて拒否。争議での勝利に向けた意気込みを示し、交渉に寄与しないハーパー運輸相を批判した。

同労組に所属する運転士は、過去1年半にわたり争議行為を続けている。RDGと政府は今年4月、2022年と23年にそれぞれ4%ずつの賃上げを提案したが、ASLEFはこれを拒否した。[労務]


関連国・地域: 英国
関連業種: 運輸雇用・労務

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