住宅金融大手のハリファックスが6日発表した7月の住宅価格指数(1983年=100、季節調整済み)は521.4ポイントとなり、前月比0.6%低下した。英経済がリセッション(景気後退)に陥り、消費者が多額のローン負担を敬遠する中、0.8%上昇(改定値)した前月から3カ月ぶりにマイナスに転じた。
ぶれの少ない3カ月ベースで見ると、5~7月は前の3カ月から横ばい。1年前と比べると(3カ月ベース)0.6%下落している。全国平均住宅価格は16万1,094ポンドだった。
ハリファックスのエコノミスト、マーティン・エリス氏は、「全国的に見ると、住宅価格はここ1年ほど極めて安定している。その主要因は需要と供給が一定していることだろう」と分析。今後については、「英経済が大幅に悪化しない限り、年内は住宅価格にほとんど変化はない」とみている。
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