• 印刷する

英でAIサミット開幕 日本含む28カ国とEU、協力合意

英国で1日、人工知能(AI)の安全性確立に向けた国際協力の方向を探る「AI安全性サミット」が開幕した。政府はこの日、最新のAI技術がもたらすリスクや機会について理解を深めるための協力を巡る「ブレッチリー宣言」を発表。米国や中国、日本を含む28カ国と欧州連合(EU)が合意した。

この宣言には、ドイツやフランス、トルコ、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ナイジェリア、ケニア、インド、ブラジルなどが賛同。スナク英首相は、世界がAIのリスクを理解することの緊急性に合意した画期的な成果だと評価している。

この中で各国は、共通の懸念リスクを特定し、科学的な根拠に基づきリスクへの理解を深めることで一致。リスクに基づく安全保障に向け政策を策定し適宜協調するほか、AI開発企業の透明性向上や適切な評価基準の確立、科学的研究の拡大を進めることなどでも合意した。

AIサミットは、第2次大戦中に暗号解読拠点だったロンドン近郊のブレッチリー・パークで2日まで開催される。次回会合は半年以内に韓国が主催し、オンラインで開催される予定。対面での会合は、1年後にフランスで開催される。


関連国・地域: 英国EU
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済政治

その他記事

すべての文頭を開く

外資の英企業買収が74%拡大 米企業が半数占める=規制緩和で(12/24)

英政府、年明けに高速鉄道NPRの詳細発表(12/24)

EUとの貿易協定、輸出企業の不満増大(12/24)

欧州新車登録台数、11月は2.4%増加(12/24)

ユーロスター、出発待ち時間を15分に短縮へ(12/24)

ロンドンの住宅、過半数の区で値下がり(12/24)

三菱地所、ロンドンでオフィス大規模改修(12/24)

アルコール消費、過去最低水準に=IWSR(12/24)

GfK消費者信頼感、12月は改善(12/24)

ウーバーとリフト、英で実証 ロボタクシー商業化に向け=来年(12/23)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン