不動産ポータルサイトのライトムーブは20日、イングランドとウェールズにおける8月の住宅の平均希望売却価格が23万6,260ポンドとなり、前月比2.4%下落したと発表した。買い手側がロンドンオリンピック開催中の住宅購入を避けたにもかかわらず、物件数は昨年をやや上回ったため、売り手側が価格を下げたようだ。7月の1.7%下落からさらに低下しており、8月としては最大の下げ幅を記録した。
8月は、前月から横ばいのイングランド北西部を除きすべての地域で下落した。グレーターロンドンが前月比1.2%下落。イングランド南東部も4.2%下げたほか、ウエストミッドランズ、イーストミッドランズがそれぞれ3.5%、3.2%下落。ウェールズも2.6%低下している。
前年同月比では全体で2%上昇。前月の2.3%から減速した。
ライトムーブのマイルズ・シップサイド商業担当取締役は「キッチンやバスルームが汚れていることで買い手は興味を失くす」とコメント。売り手に対し、物件を最高の状態に保つことを推奨している。
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