新素材開発を手がけるドイツのコベストロは27日、第3四半期(7~9月)の純損失が3,100万ユーロとなり、前年同期の1,200万ユーロの黒字から赤字に転落したと発表した。個人消費の落ち込みが価格低下や販売数減少につながった。
売上高は22.7%減の35億6,800万ユーロ。グループのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は8.3%減少し、2億7,700万ユーロとなった。うち主力の機能性材料部門は60.4%拡大。一方、ソリューション・特殊製品部門は12.1%縮小した
1~9月期で見ると、純損失は1,100万ユーロと1年前の6億2,700万ユーロの黒字から赤字に転落した。売上高は21.2%減の110億3,100万ユーロ、EBITDAは42.7%減り9億4,800万ユーロだった。
コベストロは通期のEBITDAが11億ユーロになるとし、従来予想の11億~16億ユーロから引き下げた。
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