• 印刷する

警備G4S、上半期は68%減益

警備サービス大手のG4Sが28日発表した上半期(1~6月)決算は、純利益が3,800万ポンドとなり、前年同期比67.8%減少した。ロンドンオリンピックの警備に十分な人数を確保できなかったことによる損失は5,000万ポンドに上る。同社はこれを受け、1,100人の削減を計画している。

売上高は為替変動の影響を除いた継続事業ベースで5.8%増の39億300万ポンド。主力の警備サービス部門は8%伸びた。うち、英国とアイルランドを含む欧州が8%増えたほか、北米が4%増。新興市場(アジア、中東、アフリカ、中南米)は10%増えた。一方、現金サービス部門は3%の増収で、北米と新興市場がそれぞれ7%、11%増えたものの、欧州が1%減っている。

五輪の契約不履行に伴い、補てん人員を提供した軍隊への支払いなどを除いたEBITA(利払い・税引き前・償却費控除前利益)は1.7%減の2億3,600万ポンドだった。

ニック・バックルズ最高経営責任者(CEO)は、軍隊や警察の支援に対し感謝の意を表明している。28日付ロイター通信によると、バックルズCEOの進退については、今後、取締役会と株主の会合で決定される。なお、きょう29日から開催されるパラリンピックには十分な人員を確保しているという。


関連国・地域: 英国アイルランド米国アフリカ中東中南米カナダ
関連業種: 小売り・卸売りサービスマクロ・統計・その他経済雇用・労務政治社会・事件

その他記事

すべての文頭を開く

欧州首脳、トランプ氏銃撃で政治暴力を非難(07/16)

新政権の施政方針、内容発表 35法案盛り込み=AI関連など(07/16)

バーバリー、CEO交代=第1四半期は減収(07/16)

ポスト・オフィスCEO、冤罪事件巡り離任(07/16)

住宅の希望売却価格、7月は0.4%低下(07/16)

アフリカでマラリアワクチン開始=英開発(07/16)

香港CK、ロンドンなどへ重複上場検討(07/16)

印エッサール、英で水素燃料発電所を建設(07/16)

イングランドとウェールズ、人口が大幅増加(07/16)

ユニリーバ、3千人整理へ 欧州全域の事務職が対象(07/15)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン