インドの自動車大手タタ・モーターズ傘下の英高級車メーカー、JLR(旧ジャガー・ランドローバー)は23日、イングランド中部ウィットリー(Whitley)に最新鋭の電気自動車(EV)試験施設「フューチャー・エナジー・ラボ」を開設したと発表した。350人の新規雇用が創出される。
新施設には2億6,100万ポンドを投じた。EV技術者200人が既に同施設で働いており、さらに150人が雇用される予定。
2024年に発売を予定する新型「レンジローバー」ブランドのEV発売に向けて、試験が行われる。英国で試験をすることで、試作車を世界中に輸送するコストや、そのプロセスに伴う排出ガスを最小限に抑えられる見込みだ。
JLRは4月、今後5年でEV開発に150億ポンドを投資すると発表した。また、親会社のタタ・グループはイングランド南西部サマセット州にEV用バッテリー工場を建設する計画を進めており、こちらは26年の稼働開始を見込む。[労務]
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