日立製作所の地域統括会社、日立ヨーロッパは19日、英国の充電ネットワーク構築プロジェクト「エレクトリック・フレイトウェイ」の主要パートナーに選ばれたと発表した。プロジェクトやパートナーシップを通じて、5年間にわたる大型電気トラックの運用データに基づき、運行経路や車両、充電履歴などを分析する。
このプロジェクトは、太陽光発電施設や充電設備網を手がける英国のグリッドサーブ(GRIDSERVE)・サステナブル・エナジーが主導し、2025年までに140台の大型電気トラック向けに、15カ所の高速道路充電サイトと10カ所以上の商業用充電ステーションを統合した充電ネットワークを構築。適切なインフラ、システム、プロセス、ビジネスモデルが導入されれば、従来のディーゼル駆動から電動駆動に移行しても同様のサービスを提供できることを実証する。また、補助金などがない場合の大型電気トラックの総所有コストを、ディーゼル車と比較して定量化する。
日立ヨーロッパは、バッテリーや走行距離、充電インフラのモニタリングの最適化に加え、エビデンスに基づく総所有コストのモデリングを行う。
このプロジェクトに参画するコンソーシアムは、パートナー企業など33社で構成される。運輸省からの資金提供を受けながら、研究資金助成機関「イノベートUK」と共同でプロジェクトを実施している。[日本企業の動向]
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