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BMW、英工場に大型投資 「ミニ」EV新モデル生産

ドイツの高級車大手BMWは11日、英オックスフォードとスウィンドンにある小型車「ミニ」の工場に、合わせて6億ポンド超を投資すると発表した。電気自動車(EV)版の二つの新モデルを生産するためで、2026年の生産開始が見込まれている。同社はミニのEVモデル生産を中国とドイツに移す計画だったが、方針転換により英国工場の存続が確定した格好となる。

イングランド東部オックスフォード工場では、EV版の3ドア「ミニ・クーパー」と小型クロスオーバー車「ミニ・エースマン」の二つの新モデルを生産する。30年には同工場で生産される車両がすべてEVとなる見通しだ。

BMWによると、今回の投資には英国政府も補助金を提供する。金額は明らかにされていないが、フィナンシャル・タイムズなどは関係者の話として、政府が7,500万ポンドを拠出すると伝えている。

BMWは19年に同工場でミニの初代EVモデルの生産を開始したものの、昨年10月には、EV生産を同工場から中国の自動車大手、長城汽車との合弁工場に移すと発表。オックスフォード工場と、イングランド南部スウィンドンのボディパネル工場の存続が危ぶまれていた。今回の投資決定により、両工場の4,000人の雇用が保証されることになる。[労務][環境ニュース]


関連国・地域: 英国ドイツ
関連業種: 自動車・二輪車マクロ・統計・その他経済

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