英国で航空管制システムの障害により航空便の大規模な混乱が生じている問題で、英民間航空局(CAA)は29日、調査を実施する方針を示した。この問題では、28日に全体の27%に当たる1,500便以上が欠航となったほか、29日も数百便がキャンセルされている。
CAAのロブ・ビシュトン暫定最高経営責任者(CEO)は、「CAAの監督業務の一環として、全国航空管制サービス(NATS)との対話を続け、調査が完了した時点で報告書をまとめて運輸省に提出する」としている。
ハーパー運輸相はこの日、GBニュースのインタビューで「原因は技術的な障害で、サイバーセキュリティー事件ではない」との見方を示した上で、「これだけの規模の事件では独立の調査が必要」と強調。CAAが数日中に報告書をまとめるとし、これを検討した上で再発防止に取り組む姿勢を示した。
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