• 印刷する

独、AI研究に大型拠出 米中とのスキルギャップ解消

ドイツのシュタルクワツィンガー教育・研究相は23日、人工知能(AI)行動計画を発表した。この分野の研究に今後2年間で約10億ユーロを拠出する。ドイツはAI分野で米国や中国に後れを取っており、そのスキルギャップを埋める狙い。

行動計画では、◇AI分野の研究能力とスキルを目に見える経済的な成果にすること◇信頼できる「メード・イン・ヨーロッパ」のAIを作り出し、既存の競争力と最適な形で組み合わせること◇他の省庁や州政府、利害関係者と明確な目標を設定した協議を進め、確実な成果を上げることを目的としている。

ドイツでは、エネルギーコストの高騰と、新興の電気自動車(EV)メーカーの台頭などで、主力産業である自動車・化学業界が熾烈(しれつ)な競争に直面している。こうした中、ドイツ政府はAI予算を従来から倍増させ、リセッション(景気後退)からの脱却を目指す。

それでも、AI分野でドイツの先を行く米国の投資額には及ばない。スタンフォード大学の報告によると、米国政府は昨年、AI分野に33億ドルを拠出した。民間セクターは474億ドルを投資し、欧州全体の投資額のほぼ2倍に達した。中国は134億ドルだった。


関連国・地域: ドイツ
関連業種: IT・通信

その他記事

すべての文頭を開く

メルツ氏、総選挙勝利に自信 ショルツ氏に「奇跡は起きない」(02/21)

メルセデス、通期は31%減益=コスト策発表(02/21)

自動車部品ボッシュ、SOFC事業から撤退(02/21)

欧州委、半導体工場への政府補助金を承認(02/21)

ベルリンの公共交通機関、48時間スト突入(02/21)

代替肉キンダ、300万ユーロ調達(02/21)

生産者物価、1月は0.5%上昇(02/21)

独の電気代は「高すぎる」 AfD党首、原発回帰訴え(02/20)

タイヤのコンチ、R&D職を3千人削減(02/20)

6州の交通機関、21日にスト=賃上げへ圧力(02/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン