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ボールの航空宇宙事業買収 防衛BAE、米国事業拡大

英国の航空・防衛大手BAEシステムズは17日、米国の大手容器メーカー、ボール・コーポレーションの航空宇宙事業を買収すると発表した。取引額は約55億5,000万ドル。宇宙システムや軍需・宇宙産業用センサーを手がける同事業の取得により、米国事業をさらに拡大する狙い。

ボールの航空宇宙事業は、センサーやアンテナなど航空宇宙分野の製品や軍需品を供給する。昨年の売り上げは19億8,000万ドルで、同社全体の売上高の13%を占めた。

取引は全て現金で行われ、関係当局の承認を経て2024年上半期(1~6月)に完了する予定。

BAEは買収により、今年の売上高が約22億ドル、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益、特別損益除く)は約3億1,000万ドルそれぞれ増加すると予想。共同調達により、年間3,000万ドル程度のコスト削減も見込んでいる。

ロイター通信によると、米国の同業テキストロン(Textron)やジェネラル・ダイナミクス、投資会社ブラックストーンなども、同事業の取得に名乗りを挙げていた。


関連国・地域: 英国米国
関連業種: その他製造

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