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英で酒税改正=ワイン増税 パブ支援でドラフトビール優遇

英国で1日、酒税の税率が改正された。15段階あった区分をアルコール度数に応じた6段階に簡素化し、10.1%増税した。一部アルコール飲料の税率は下がったものの、ビールやワイン、蒸溜酒など多くは引き上げられた。ただし、パブ支援の一環としてドラフトビールの税率は優遇する。

今回の改正により、小売店で販売されるアルコール度数4.5%のビールに対する税金は4ペンス、サイダーは1ペンス上がる。一方、パブやバーのサーバーから提供される同条件のドラフトビールの税金は据え置かれ、サイダーは1ペンス下がる。これにより、ドラフトビールの税金は小売店のビールと比べ税金が最大11ペンス安くなるという。

アルコール度数12%のワインにかかる税金は、750ミリリットルのボトル当たり44ペンス上昇。一方、同じ条件のスパークリングワインは19ペンス下がった。度数37.5%のウオッカでは、750ミリリットルのボトル当たり75ペンス増の8.3ポンドに引き上げられた。度数40%のウイスキーは、25ミリリットル当たり3ペンス上がった。

英政府は、2020年から酒税の税率を凍結していた。今回の改正は当初、今年2月に発効予定だったが、長引く生活費高騰を背景に延期されていた。


関連国・地域: 英国
関連業種: 食品・飲料マクロ・統計・その他経済

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