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ボーダフォン、英事業を統合 競合スリーと=顧客数で首位に

英国の携帯電話サービス大手ボーダフォンは14日、香港の複合企業CKハチソン・ホールディングス傘下の英携帯電話サービス大手「3(スリー)」と、英国事業を統合することで合意したと発表した。合併後の顧客数は約2,700万件と英国首位に浮上する。取引は当局の承認などを経て2024年末までの完了を見込む。

両社は事業統合に向け、ボーダフォンが51%、ハチソンが49%それぞれ出資する合弁会社マージコ(MergeCo)を設立。新会社の企業価値は150億ポンドで、携帯通信事業者としては国内最大となる。また、事業統合により5年以内に年間7億ポンド超のコスト削減が可能になるとしている。

新会社の最高経営責任者(CEO)には、ボーダフォンの英国事業のアフメド・エッサムCEOが就任する。一方、最高財務責任者(CFO)はスリーのダレン・パーキスCFOが務める取り決めだ。

新会社は向こう10年に英国で第5世代(5G)移動通信サービスに110億ポンドの投資を行う計画で、これにより同社の5Gサービスの人口カバー率は99%を超えるとしている。また、ブロードバンド網の人口カバー率は30年までに82%になるとの見通しを示した。

ボーダフォンは昨年10月、CKハチソンと英国事業の統合に向けた交渉を進めていると発表。ボーダフォン側の経営陣の交代などで交渉が長引いていたが、ようやく妥結した。


関連国・地域: 英国
関連業種: IT・通信マクロ・統計・その他経済

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