財務省は6日、英中銀イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)の外部委員に英産業連盟(CBI)の首席エコノミスト、イアン・マカファーティ氏を選んだと発表した。
アダム・ポーゼン委員が8月31日に3年間の任期を終えるのに伴うもの。同委員はMPC在任中、金融資産買い取りによる量的金融緩和策の実施を強く主張していた。退任後、米ピーターソン国際経済研究所の所長就任が決まっている。
マカファーティ氏についてオズボーン財務相は、「英経済が直面する今後の問題解決に向け、同氏の知識や経験がMPCにとって有用だ」と説明している。
財務省は今回の委員選出に当たり、29人から申請を受け取ったという。うち7人が女性で、今後も女性の応募を推進したいと述べている。
<用語解説>
金融政策委員会(MPC)
MPCは、総裁と2人の副総裁、イングランド銀の金融政策担当アナリストと市場操作担当者が各1人、財務相が任命する4人の外部委員の計9人で構成される。
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