携帯電話機販売で英最大手のカーフォン・ウェアハウスは27日、第1四半期(6月末までの13週間)の売上高が既存店ベースで前年同期から2%減ったと発表した。安価なプリペイド型端末の販売不振が響いた。
この背景には、低価格帯のプリペイド型スマートフォンが市場にないことがある。この結果、契約加入者も含めた全体の顧客件数は199万1,000件と、17.8%落ち込んでいる。ただ、主要市場の英国では、販促活動が実を結んで、契約加入者向けスマートフォンが好調だった。
カーフォンは米家電販売大手ベストバイと合弁で小売事業を展開する。ヴァージン・モバイルとの合弁事業ヴァージン・モバイル・フランスの当期売り上げは、13%増加している。
ロジャー・テイラー最高経営責任者(CEO)は「安価なプリペイド型端末の使用者にスマートフォンを普及させることにより、市場を活性化できる」としており、通期についても当初の目標を達成できると自信を示した。
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