ドイツの鉄道交通労組EVGは11日、ドイツ鉄道(DB)を含む約50社の従業員が14日午後10時(現地時間)から50時間のストライキを実施すると発表した。賃上げ交渉に進展が見られないためで、全国で運行に大きな影響が及ぶと警告している。
EVGは、DBおよびバス運行会社の従業員23万人を代表する。団体交渉ではかねて、12%または月額650ユーロ以上の賃上げを求めているが、DBが提案する昇給率は8~10%にとどまり、合意に至っていない。
EVGは今回、「交渉の進展が遅すぎるため、実力行使はやむを得ない」と説明。一方、DBは「より良い案を提示したにもかかわらず、ストライキが行われるのは不適当」と労組を非難している。
両者の交渉は約2カ月続いており、EVGは3月末と4月末にも同様のストを実施していた。[労務]
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