英国の家電大手ダイソンは、イングランド南西部ブリストルに1億ポンドを投じて研究開発(R&D)拠点を新設すると明らかにした。ソフトウエアや人工知能(AI)を開発するエンジニアを数百人を雇用する計画だ。BBC電子版などが3日伝えた。
ダイソンは既にブリストル市内中心部にIT(情報技術)拠点を構えており、新拠点はここに近い場所にある建物を改築して利用する。現在は当局への許可を申請しており、開設時期は未定という。
R&D拠点では、最長10年先までの発売を視野に製品の開発に取り組む。センサーやアプリ、インターネット接続などに焦点を当て、顧客サポートや性能の改善につなげる方針だ。
ダイソンは2020年、製品ラインの倍増に向けて25年までに27億5,000万ポンドを投資する計画を発表。今回の投資もこの一環で、英国以外ではシンガポールにバッテリー工場を新設するほか、フィリピンでテクノロジー拠点の開設に1億6,600万ポンドを投じることを明らかにしている。
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