蒸留酒で世界最大手の英ディアジオは13日、フランスとアイルランドでの上場廃止を申請すると発表した。各証券取引所の承認を経て、ユーロネクスト・パリでは5月26日ごろ、ユーロネクスト・ダブリンでは5月30日ごろにそれぞれ廃止される見通し。
今回の判断は、取引量や上場維持の費用と要件について見直した結果で、両国での日常業務に影響は及ばないという。ロンドン証券取引所(LSE)とニューヨーク証券取引所(NYSE)での上場は維持する。
ディアジオは、ウイスキー「ジョニー・ウォーカー」やジン「タンカレー」などを手がける。先には、10年にわたり同社を率いたイバン・メネセス最高経営責任者(CEO)が6月末で退任すると発表。デブラ・クルー最高執行責任者(COO)が後任に就く。
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