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VWソフトウエア部門、中国企業と合弁設立

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は13日、ソフトウエア部門カリアド(Cariad)が、中国のテクノロジー企業サンダーソフト(中科創達軟件科技)と合弁会社を設立すると発表した。車両のコネクティビティーやインフォテインメント(情報娯楽)システムの中国市場向けソフトウエアを開発する。

合弁会社の出資比率はVWが49%、サンダーソフトが51%。新会社には1,100万ユーロを投資し、開発したソフトウエアの知的財産は全てVWがサンダーソフトと共同保有する。カリアドが昨年10月に中国の自動運転車向け人工知能(AI)チップを手がける地平線機器人(Horizon Robotics)と設立した合弁会社では、VW側の出資比率が60%と過半数を握っていた。

カリアドは独自のインフォテインメント・ソフトウエアなどを開発し、当初は高級スポーツカー部門ポルシェと高級車部門アウディに導入するが、その後は中国を含めたVWグループ全体で展開する。新会社が開発する機能はこれに追加するもので、インフォテインメントシステムや他のデバイスとの接続のほか、コックピット内のソフトウエアやデジタル機能などで中国市場の高い要求に応える。VWの中国事業のラルフ・ブランドシュテッター会長兼最高経営責任者(CEO)は「中国の顧客のニーズが戦略的取り組みの中心となっている」と述べている。


関連国・地域: ドイツアジア
関連業種: 自動車・二輪車IT・通信

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