• 印刷する

メルク、米半導体拠点を拡張 特殊ガス設備を増強=3億ユーロ

ドイツの製薬・化学大手メルクは12日、米ペンシルベニア州ホームタウンの半導体工場の拡張支援を巡り、同州と合意したと発表した。3億ユーロを投じ、特殊ガス生産設備を増強する。

同社は、半導体ソリューション事業を成長をけん引する事業の一つと位置付けている。今回の合意について、北米と欧州における半導体材料事業の成長や、アジアへの供給能力の確保に向け、大規模な投資の可能性を秘めたものだと説明。68人以上の新規雇用に関するインセンティブ目標も含まれるという。

メルクは、好不況を繰り返す半導体業界の性質による短期的な懸念はあるものの、長期的に半導体材料の需要は有望だと指摘。ホームタウン拠点の拡張は、顧客による米国への投資を支援するだけでなく、世界各国の自社の生産拠点を強化するとしている。

今回の拡張は、2025年末までにドイツと米国、アジアでイノベーションと生産能力拡大に30億ユーロ以上を投じる計画の一環。同社はこれまでに、米国のエレクトロニクス部門の研究開発(R&D)拠点および生産拠点のほか、アジアの半導体材料の生産能力拡大などに投資している。


関連国・地域: ドイツ米国
関連業種: 医療・医薬品化学その他製造マクロ・統計・その他経済

その他記事

すべての文頭を開く

商用車MAN、独で2300人減 ポーランド移転、近く決定か(11/21)

自動車部品インテル・カルス、独市場攻略へ(11/21)

高級車アウディ、米国向けSUV開発を検討(11/21)

自動車部品ブローゼ、宇宙事業に参入へ(11/21)

自動車産業の従業員数、11年以来の低水準(11/21)

独企業、7万人の雇用を国外移転=21~23年(11/21)

シュツットガルト駅改築、開業予定また延期(11/21)

生産者物価、10月は1.8%低下(11/21)

商用車MAN、ポーランドへ生産移転を計画(11/20)

英、13カ所に弾薬工場新設 20年ぶり大量生産=来年着工へ(11/20)

すべての文頭を開く

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社NNAは一切の責任を負いません。

の記事は有料サービスご契約者様限定記事です。契約すると続きをお読みいただけます。契約されている方は、画面右側にある各種ログインからログインください。
無料トライアルはこちら
購読申し込みはこちら

NNAからのご案内

各種ログイン